子どもが勉強を大嫌いになってしまったら勉強のたびに親と喧嘩することになり、大変だと思います。
中学生くらいになると定期テストも始まり、親は勉強させないと!と思うけど、すでに子どもは勉強を大嫌いになっていて、その度に親子喧嘩が始まって大変という話も割とよく聞きます。
勉強どころか、机の前に長く座ることができない子供もたくさんいます。
机の前に長く座ることができなくなってしまった子供を、勉強させようとしても、思春期の自我が芽生えた子どもは全力で抵抗します。
手を打つのはそうなる「前」です。
私が立てた様々な作戦の中でこれは見事成功したと思えるものを書きますね。
勉強に「快」のイメージを植え付ける
子供の頃の「トラウマ」って話を聞きます。例えばうちの母の話ですが、泳ぎを教えようとした父親からまだ泳げないのに、水の中に突然投げ込まれたことから、その恐怖で水に顔をつけることができなくなったそうです。
その「逆」をあえて行う。
「勉強」と言う行為と「快」をひたすら結びつける。
小さい時は机で本を読んでいたら美味しいお菓子を置いておく。を徹底しました。
「机の前に座って何かをする」=「美味しい」
のイメージをひたすらひたすら結びつけ続けました。
これは決してご褒美のお菓子ではないんです。
ただ、脳の潜在的なところに勉強することと「快」のイメージを結んだだけです。
美味しい食べ物の「快」のイメージを十分結びつけた後は、楽しいイメージ、優しいイメージを結びつけるようにしました。
小学校低学年くらいになったら学校で習ったことを先生になってもらって教えてもらう。(親が生徒です。)
クイズ形式で問題に出してもらう。
そこであえてボケた回答をして笑いを誘う。
など、「勉強すること」にマイナスイメージが決して結びつけられないようにしました。
自分が習ったことを人に教えると習っただけの時に比べて何倍も覚えるそうですよ。
アクティブラーニングと言って今流行っている方法ですが、子どもが小さいときはそこに笑いと楽しさを全力で入れると言うことが大切だと思います。
小さい時に「勉強=快」イメージが定着すると、後はこっちのもん。
もともと人間には「知識欲」という基本欲求があるので本当は勉強は楽しいものなんです。
だからそのもともとの本能に沿って好きになって成長していくだけです。
難しい問題を考えて考えて解けた時の「そっかー💡」は脳にとって最高のご褒美だそうです。人間ってそう言うふうにできているそうです。
せっかくそんな本能があるのに親が勉強嫌いにさせてしまうのはもったいないと思います。
嫌いにさえさせなかったら好きになるはずのものです。
怒ったり、プレッシャーかけたり、無理な課題を押し付けて嫌いにさせてしまうなんてもったいなさすぎます。
小さい時から「勉強=快」でいきましょう。